お芋豆知識

じゃがいもの品種と楽しみ方

品種比較表

品種名 目の深さ でんぷん量 フライ適正 おすすめ料理
メークイン 不向き 煮物・肉じゃが
カレー・シチュー
シャキシャキサラダ
男爵 やや多 やや適 粉ふきいも・ふかしいも
コロッケ・フライ
サラダ・マッシュポテト
北アカリ やや粉 不向き 粉ふきいも・ふかしいも
コロッケ
サラダ
レッドメーク 不向き 煮物・肉じゃが
カレー・シチュー
シャキシャキサラダ
黄金メーク やや粘 煮物・フライ・コロッケ
カレー・シチュー
粉ふきいも・サラダ
とうや やや長 不向き 煮物・肉じゃが
カレー・シチュー
シャキシャキサラダ
ユキラシャ やや粉 やや多 やや適 コロッケ
サラダ・マッシュポテト
インカのめざめ やや粘 極短 煮物・フライ
菓子材料
(ケーキ・アイスクリーム等)

保存方法

風通しの良い冷暗所が最適

  • ジャガイモには光が一番の敵です。絶対に光に当らない場所に保存して下さい。
  • 温度が高いと芽が出やすいため、低温で保存することが長期保存のコツです。
  • 呼吸をしているので、密封せずに風通しの良い場所で保存をするのが良いでしょう。

箱で購入した場合のご注意

箱(ダンボール)でジャガイモを購入した場合、中のジャガイモが濡れている事があります。 これは輸送中の気温差などによる一種の結露です。 北海道から気温の高い地方(本州等)に発送した場合等に見られますが、異常ではありませんのでご安心下さい。

⚠ 濡れたままでは劣化の原因となりますので、届いたらすぐに開封し、風通しの良い冷暗所で濡れを乾かして下さい。

食べ頃

採りたてはホクホク、時間が経つと甘く

  • ジャガイモは収穫してすぐはホクホク感は強いのですが、甘さは少ない状態。
  • 収穫後適切に保管し、時間が経つと、でん粉質が糖質へと変化し、甘みが増してきます
  • 当社のジャガイモですと、年明け2月ころからさらに甘みが強くなるようです。
  • お好みに合わせてお召し上がり下さい。

⚠ 芽が出た場合のご注意

芽が出てしまうと、栄養分が芽の成長のために使われてしまい、味も品質も劣化します。 芽が出たらすぐに芽を取り除き(芽は毒性がありますので、絶対に食べないで下さい)、 早めに消費した方が良いでしょう。

じゃがいもの栄養

じゃがいもは「大地のりんご」とも呼ばれ、ビタミンCが豊富な野菜です。 実はりんごの約5倍ものビタミンCを含んでいます。 しかも、じゃがいものビタミンCはでんぷんに守られているため、加熱しても壊れにくいのが特長です。

🥔

主な栄養成分(100gあたり)

  • エネルギー76 kcal
  • たんぱく質1.6 g
  • 炭水化物17.6 g
  • 食物繊維1.3 g
  • ビタミンC35 mg
  • カリウム410 mg

注目の栄養ポイント

  • ビタミンC:風邪予防や美肌効果。加熱に強いのが嬉しいポイント。
  • カリウム:ナトリウム(塩分)を排出し、むくみや高血圧の予防に。
  • 食物繊維:腸内環境を整え、便通改善に役立ちます。
  • ビタミンB1:糖質をエネルギーに変え、疲労回復を助けます。

「粉質」と「粘質」の使い分け

じゃがいもの食感は大きく「粉質(ホクホク系)」「粘質(しっとり系)」に分かれます。 料理に合った品種を選ぶと、仕上がりがぐっと良くなります。

🟡 粉質(ホクホク系)

でんぷんが多く、加熱するとふっくら崩れやすい

代表品種

男爵、北アカリ、ユキラシャ

向いている料理

コロッケ、粉ふきいも、マッシュポテト、ポテトサラダ、ふかしいも

🟢 粘質(しっとり系)

でんぷんが少なく、煮崩れしにくくなめらか

代表品種

メークイン、とうや、レッドメーク

向いている料理

肉じゃが、カレー、シチュー、煮物、グラタン、炒め物

🟣 万能タイプ

粉質と粘質の中間で、どんな料理にも使いやすい品種もあります。

代表品種

ホッカイコガネ(黄金メーク)、インカのめざめ

下ごしらえのコツ

🔪 皮むきのコツ

茹でてから皮をむくと、つるんと簡単にむけます。 茹でる前に包丁で浅く一周切れ目を入れておくと、さらにきれいにむけます。 皮の近くにも栄養があるので、生のまま皮をむく場合はなるべく薄くむきましょう。

💧 水にさらす

切ったじゃがいもは5〜10分ほど水にさらすと、余分なでんぷんが抜けて、 炒め物やフライがカリッと仕上がります。長時間さらしすぎると栄養が流れ出るのでほどほどに。

🍳 茹で方のポイント

じゃがいもは水から茹でるのが基本。お湯から茹でると外側だけ先に火が通り、 中が生煮えになりやすくなります。竹串がスッと通ったら茹で上がりのサインです。

🧊 冷凍保存するなら

生のまま冷凍すると食感が悪くなるため、マッシュにしてから冷凍するのがおすすめ。 小分けにしてラップで包み、フリーザーバッグに入れれば約1ヶ月保存できます。 コロッケやポタージュにすぐ使えて便利です。

じゃがいもQ&A

Q. 皮が緑色になったじゃがいもは食べられますか?

A. 緑色の部分には「ソラニン」という有毒物質が含まれています。 少量の変色であれば、緑の部分を厚めに皮をむいて取り除けば食べられます。 広範囲に緑色になっている場合は、食べないようにしましょう。

Q. じゃがいもの中が空洞(す)になっているのはなぜ?

A. 成長期に急激に大きくなると、中心部に空洞ができることがあります。 これは「中心空洞」と呼ばれ、品質には問題ありません。 空洞の部分を取り除いて通常通り調理いただけます

Q. じゃがいもとりんごを一緒に保存すると良いって本当?

A. 本当です!りんごが発するエチレンガスには、 じゃがいもの芽の成長を抑える効果があります。 新聞紙に包んだじゃがいもとりんごを1個一緒にビニール袋に入れて冷暗所で保管すると、 芽が出にくくなります。

Q. 北海道のじゃがいもが美味しい理由は?

A. 北海道、特に十勝地方は昼夜の寒暖差が大きく、 日中にたっぷり光合成で蓄えたでんぷんが、夜の涼しさで消費されにくいため、 でんぷんがしっかり蓄積されます。また、広大な土地でしっかりと輪作を行うことで、 土壌の栄養バランスが保たれ、美味しいじゃがいもが育つのです。